2015年読んだ本(S式0817)

ガウスオイラー整数論 (吉田信夫 仕事の関係で)
ユークリッド原論を読み解く (吉田信夫)
バリー・リンドンサッカレー深町眞理子 訳 キューブリック監督の映画は最高。雰囲気や作品の主旨はかなり違うが原作も面白かった)
ニホンザルの生態 (伊沢紘生 ニホンザル学の異端。今はどうなのかな。フィールドワーカー。面白い)
◎消去 (トーマス・ベルンハルト 最高に良かった。けどひとにオススメはできない) 
◎野生ニホンザルの研究 (伊沢紘生 流し読み。論文集なので、読みづらいが、章末とあとがきがとても良い)
時計じかけのオレンジ 完全版 (アントニー・バージェス 再読。これもキューブリック監督が映画化。結末と作品の意図がかなり違う)
ニホンザルの山(森の新聞) (伊沢紘生 生き物系絵本。伊沢紘生サル学の入門編みたいな感じ。)
ニューロマンサーウィリアム・ギブスン やや流し読み。サイバーパンクの走り)
◎この国のすがたと歴史 (網野善彦、森浩一 対談で読みやすく、興味の対象が色んな方向に飛んでいるので面白い)
◎無心ということ (鈴木大拙 途中までしか読めてない)
ブッダの言葉 (中村元訳 丸山勇写真 佐々木一憲解説 すごい良かった。ブッダの言葉入門としては珠玉の一冊。新潮社刊——岩波のではない)
◎てんてんこまちが瞬かん速 (鴨田潤 イルリメの人の小説処女作)
◎学校で教えてくれない音楽 (大友良英 対談/講義録。タイトルと中身がちょっと違うかな)
◎四次元温泉日記 (宮田珠己 ゆるーい温泉探訪録。雰囲気が楽しい)
◎新世界ザル アマゾンの熱帯雨林に野生の生きざまを追う (伊沢紘生 伊沢先生のフィールドワーカーっぷりがもっとも楽しめる一冊。専門的でありつつ、アマゾン旅行紀としても読める)
◎悲しき熱帯 (レヴィ=ストロース 読みました。土人が出てこないところがだるい。土人が出てくるところは面白かった。中公クラシックス
◎BORN TO RUN 走るために生まれた (クリストファー・マクドゥーガル 面白かった。走り出したくなる本。)
◎ドミトリーともきんす (高野文子 マンガ。とても良かった。ネットでも概ね読める)
徒然草 (兼好 島内裕子校註・訳 訳者の文章が素晴らしい。)
◎個人的理由 (高田渡 若いときの詩集。)
◎独立国家のつくりかた (坂口恭平 車輪付きの家、やってみたい)
◎苦節十年記/旅籠の思い出(つげ義春コレクション) (つげ義春 貧乏っぷりが半端じゃない。意外と近所に住んでたことが分かって、テンションあがりつつ、下がりつつ。現在進行形となるとちょっと痛々しいところも。。。)
マーシーの薬物リハビリ日記 (田代まさし マンガ。依存症系の読み物、結構好きで読んでます。マーシーも好きだし)
◎子宮の中のエイリアン (エレイン・モーガン 生物学系ノンフィクションもの。ちょっと「と」。タイトルと発想が面白い)
◎アル中ワンダーランド (まんしゅうきつこ マンガ。面白いけど、色々と思いやられるところあり)
◎「論語」入門: 古いからこそいつも新しい思想 (安田登、湯浅邦弘など 一部のみ読んだ。中島敦「弟子」、谷崎潤一郎麒麟」が収録されているところが渋い)
◎チェッリーニ自伝 フィレンツェ彫金師一代記 (面白かった。悲しき熱帯で名前がでてきたので読んでみた。ルネッサンス当時の雰囲気がダイレクトで伝わって来る感じがよい)
◎私のもらった文学賞 (トーマス・ベルンハルト 小説ではないので、事実関係とベルンハルトの思いが分かって面白い。単純に文章も面白い。)
学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話 (坪田信貴 途中で放棄)
◎謎の独立国家ソマリランド そして海賊国家プントランドと戦国南部ソマリア (高野秀行 ノンフィクションもの。面白かった。)
◎古代中国の文字から――身体感覚で『論語』を読みなおす。 (安田登 途中で放棄。論語本としてはかなり異端)
イスラーム 生と死と聖戦 (中田考 集英社新書 イスラム法学者によりイスラムの解説。面白いがかなりイスラム寄りの解説(そりゃそうだけど))